chiyo

僕たちは希望という名の列車に乗ったのchiyoのレビュー・感想・評価

4.0
2020/1/13
1956年、ベルリンの壁が出来る前の東ドイツ。高校生の彼らが行ったのは、ハンガリー市民に対する2分間の黙祷。が、ソ連の影響下に置かれた社会主義国家では、ただそれだけが重大な反逆罪と見なされる。そして、黙祷の後に笑い合っていた無邪気な彼らとは裏腹に、彼らに対する当局の追及は予想以上に厳しい。中でも、大切なものを天秤にかけさせられる、エリックに提示された条件があまりに重い。タイトルで結末が見えるのが残念なものの、彼らが自分の道を切り開けたことは本当に良かったと思う。ただ、その後の彼らの生活、家族との再会が気になるところ。
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