華

ラ・ヨローナ~泣く女~の華のネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ソーシャルワーカーのアンナが、パトリシアという女性の家を訪ねると、腕にアザのある2人の息子が部屋に閉じ込められているのを発見する。
パトリシアの虐待を疑ったアンナは、「あの女が来る!子供を守らなきゃ!」と訴えるパトリシアを無視して子供達を保護。

しかし、その翌朝に子供達は川で溺死。
現場に駆けつけたアンナに、パトリシアは「お前のせいだ。ラヨローナから守らなくてはいけなかったのに」と責め立てる。

子供達の葬儀の際、ラヨローナが誰なのかき気になっていたアンナは、その場にいたペレズ神父へ質問する。
ラヨローナとは、夫が若い女性と浮気した嫉妬で怒り狂い、夫が最も愛した2人の我が子を川で溺死させるが、自らが犯してしまった罪に耐えきれず自らも川に身を投げ自死した女の霊だという。

ラヨローナから子供を守りたいというアンナに対し、ペレズ神父はとある人形(アナベル人形)がきっかけで今は君の言葉を信じようと、元神父であるラファエルを紹介してくれる。

腕の火傷を見たラファエルは、家族を救うと家へ出向き、悪魔祓い?悪霊祓い?をするが、最終的にラヨローナが子供を殺した時にあった木でできた十字架を胸に刺したことで爆散して終わる。

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物理攻撃が効く衝撃と、顔がペニーワイズにしか見えなくて…
確かに浮気されたのは可哀想だけど、息子からもらったネックレスを見て元の母に戻ったのはいいものの、自分の恐ろしい姿見てまた化け物に逆戻りはなんか…胸が苦しかった。
恐怖シーンは王道で怖いし、最初の車の窓が開いたりとかはじわじわ怖かったけど、割とはっきりお化けでーーーす!って感じ。

あとは、パトリシアが息子をアンナに殺された!だからあんたの子供をラヨローナに捧げて、自分の息子を返してもらう!という感じで怒ってて、最高に人間味があって胸が震えた。
個人的にはラファエルがクズというか素直というか、それでいておちゃめで粋な男で最高だったし、シンプルに顔が良かったです…
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