峰不純子

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者の峰不純子のレビュー・感想・評価

3.2
パーク三部作からワールド三部作と続いたシリーズの集大成。

前作で恐竜達がついに世の中へ解き放たれてしまった。
「新たなる支配者(原題:dominion“支配”)」と言うからに、人間と恐竜のどちらがこの地球の生態系の頂点に立つのか⁉︎という壮大なストーリーを期待してましたが…なんてことでしょうw

冒頭、恐竜と人間社会の摩擦を少し紹介されたものの、話は巨大化したイナゴの大群の謎へ…。

そこから繰り広げられる、まるで「ミッションインポッシブル」でも見てるかのような気分になる街中での激しいバイクチェイスシーンや、パーク三部作のキャストまで引っ張り出し、過去作へのオマージュらしい似たシーンが所々に。
パートごとに見ればそれなりに楽しめるけれど、全般的に過去作や他作の“どこかで見たことあるシーン”ばかりで、まったく新鮮味もなく、予想通りの展開に大したハラハラドキドキ感も感じられなかった。

後半はとある施設内での恐竜達とのパニックシーンで、結局これまでとまっっっったく変わりのない展開ww

「ジュラシックパーク」は、人間の科学力への驕りが招く自然界への冒涜みたいなものがテーマとしてあるはずで、恐竜達が人間界へ解き放たれたことで、その辺がどう描かれるかが気になったのだけど、最後の作品でこれかぁ〜と残念でなりませんw

この内容で2時間半は長くて疲れました…。
峰不純子

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