奈緒子

ウエスト・サイド・ストーリーの奈緒子のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

元にとても忠実で今作った意図はよくわからん。多分まじでスピルバーグが作りたかっただけ?60年代の作品より良くなったところも特になかったような。

子どもの頃ウエストサイドストーリーを何度か観させられて、1番印象に残っていたのって、アニタだった。
アメリカで生きていく覚悟を決めた強い女性だけど、恋人を殺され尊厳を傷つけられた果て嘘を言ってしまう根本的な弱さも兼ね備えてる。
子どもの頃なんで〜悪役??って思ったけどそれでも嫌いになれなくて複雑な気持ち抱かされ、印象に残ったんだと思う。

新しいアニタにはそこまでの魅力がなかったかな。でもリタ・モレノがバレンティナとして出ててそれは感動した。「お前たちをレイプ魔に育てた覚えはない」とジェット軍団を静かに戒めるところは力強くて凄みがあった。

ロンドンで鑑賞。おばさんたち懐かしいのはわかるが上映中に曲と一緒にハミングするのやめてくれ。泣
奈緒子

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