素晴らしい音楽と演出とダンス!バーンスタイン!!
本当の主役はアニータだと思うほど素晴らしかった。アメリカのダンスシーンは鳥肌立ったし、あの場面で場違いに想いをぶつけるマリアを優しくハグするなんて、私には出来ない😭
全てが素晴らしいが故にストーリーの救いようのなさに絶望感を覚えた。
マリアが皆んなを許すわけでも、スラム街が改善されるわけでもない、双方に深い傷を与えて終わる…
そこに意味があるんだろうが、やるせない気持ちだけが残って、前半の苦しいながらも助け合って生きているあの力強い生命の躍動をワクワクしながら観ていた自分を思い出せない。
移民問題や内紛の現実は未だに続いていてよくある映画のようにハッピーエンドとはなっていないし、そこがリアルな現実を描いていてとても考えさせられた。