こう

ウエスト・サイド・ストーリーのこうのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観るべき作品!🍿

感嘆の息が漏れるほど素晴らしいミュージカル…内容以前に、歌って踊っている映像1シーン1シーンに惹きつけられた。ドルビーアトモスで観てよかった。映画館で観てよかった。

内容は、現代版(すでに現代ではない?が)ロミオとジュリエット。古典的な内容だが、だからこそ素直に楽しめた。
理屈などではなく、目と目が合ったから、恋が始まる。恋の不思議な魔力とはこのこと!
2人が愛を誓うシーンでは、まだ悲しいことなどひとつも起きていないのに、自ずと涙が溢れてきた。(悲しいシーン以外で泣くのは生まれて初めての体験!)
愛の持つ純粋な強さ、尊さは偉大ですね。。捻くれるところがなく、素直で初心な2人を観客全員が応援したくなっていたと思う。

また、自分が中二病ということもあり、ギャング団がかっこよかった。
あんなふうに結びつきが強い仲間、欲しい、、、茶目っ気あるかわいい一面には思わず口元が綻んだ!

そこからの決闘シーン。
リフ…あなたの散り際の儚い笑顔はなによりも美しく印象的でした😭
そしてアニータ…愛するひとを失い、可愛がっていたマリアはその仇に心を奪われているだなんて、ほんとうに辛すぎる。
マリアとアニータ2人のデュエットは辛くて見るに堪えなかった。愛するひとを亡くしたてのアニータに「わたしは愛がすべてなの」だなんて、ひどすぎるのでは⁉️
ラストのシーンに繋がるアニータの一言は、あれさえなければ2人が幸せに暮らせていたかもしれないけど…アニータの心情を考えれば仕方がない。アニータにとっては憎い人殺しだもんね…

ミュージカルということでテンポよく進み、登場人物への感情移入もしやすく、映画を観る楽しみというのを改めて感じさせられた作品でした。
こう

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