遊

ウエスト・サイド・ストーリーの遊のレビュー・感想・評価

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不愉快だなあ、なんでみんなこれ好きなん?ってずっと思ってしまったのは1961年版を観てる時と同じだった
すぐ喧嘩したり命を粗末にするのはそれがあなた方の生き方なので良いと思いますが、だったらナイフ刺さって仲間が一人死んだくらいで全員そんなキャパオーバーになるなよ 覚悟しとけよ
大学のサークルの飲み会とかで毎回アホみたいに飲み合って一人が急にぶっ倒れたらみんな一気に青ざめて救急車呼ぶかどうか、でも未成年いるのバレたらヤバいし、とか毎回おんなじパニクり方をしてるときと同じ不愉快さ 酒に飲まれる生き方を選ぶのはあなたの自由だが、それなら全部引き受けてくれ

でも今回観直して、この不愉快さ、くだらなさ、無力感を抱かせるパワーがこの映画の価値なのかも?と思えた 人種の違いによる無用な対立、しょうもない「男性性」という概念から生じるしょうもないプライド、世界にはびこる唾棄すべきものたちへの呆れと怒りを今いちどビビッドに抱かせてくれるものとして
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