puki

ウエスト・サイド・ストーリーのpukiのレビュー・感想・評価

4.0
オリジナル、〇〇ロードショーとか(〇〇には曜日が入る)で放映されて見たし、DVDでも見た記憶あり。
ただ、あまりにも音楽とダンスの印象が強くストーリーは断片的記憶…
で、本作はオリジナル復習することなく鑑賞。

トニー
「ベイビー・ドライバー」ではベイビーな感じでこんなに背が高いとは思わなかった。
トニーみたいなのはダメなヤツ。刑務所で生まれ変わった、的なことを言っても、結局頭に血がのぼると、しでかしちゃうタイプ。

マリア
途中、原案がロミジュリだって思い出したら、オリビア・ハッセーに見えてきた。わざとのキャスティング?
お兄ちゃんへの反発と初恋っていうので舞い上がっちゃったんだろうな。でも、トニーとハッピーエンドにならなくて良かったんだよ。その後の長い人生を考えれば。
たぶん、この2日間(3日?)の出来事を勲章にして、アニータ姐さんと逞しく生きていくんだろうな。

♫アメリカ♫で感じたこと
男性は縄張りにこだわり視野を狭めてしまう。
女性は今いるその場所で楽しいことを拾い集めて生きようとする。
この違いが死んでいった男性陣と生き残った女性陣との違いなのかな。

字幕
オリジナルを見た時に強烈だったシャーク団とジェット団。
さすがにシャークスとジェッツになっていた。
そして、同行の20代は決闘を相談するシーンでのセリフ「OK牧場の決闘」が映画からくるものと知らず、「OK OK OK牧場」の駄洒落だと思い、リメイクだから古い駄洒落を字幕に入れたと思ったそう…
時代設定をそのままにしてリメイクするのもなかなか現代では受け入れにくいけど、この作品に関しては時代設定も音楽も大きくいじらないでくれてありがとう、スピルバーグ監督。

そういえば、最近ヒットするミュージカルって突然歌い出すはあるけど、突然踊り出すって少なくなったかも?
ストリートを歩いていて急に踊り出す、あの振り上げた足の揃った高さ。
心の高ぶりとかダンスで表現するところがミュージカルの良さだなぁと改めて実感。
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