ねね

ウエスト・サイド・ストーリーのねねのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

最高だった!ダンス圧巻。

オリジナル版と比べて、残念だったら嫌だなと思っていたが、ダンスも歌も物語も色褪せず、とても良かった。

恋人間、兄弟間、姉妹間、仲間間、それぞれ良いものであるはずの愛が悲劇に変わるのは、やるせなくて辛い。仲間にしか目がいかなかった結果、危機を教えてくれようとしていたアニータを退け、結局望んでもいなかったトニーの死という悲しい結果を招いてしまうことになった。トニーとマリア、アニータの様に広い目を持って立ち止まれれば、食い止められたかもしれないと思うと、余計に苦しい。

又、マリアの最後に訴えるシーンは何回観ても辛い。悲劇を通して、ジェッツとシャークスの溝が少し埋まったしーんとした瞬間が、ここまでならないと気づけなかったの?と言いようのない気持ちになる。
仲間を愛すように、その他にも愛を向けることは難しいのだろうか。としみじみ。

映画館で観れてよかった。
ねね

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