このレビューはネタバレを含みます
青と赤の衣装でも思っていたけど、アニータが嘘の伝言をしてからの展開に、ロミオとジュリエットだったのか、と思った。
生活しているところのすぐそばに崩れかけの建物がいくつもある景色が印象的だった。
歴史的背景を理解しきれている訳ではないが、開発されていくスラム街で居場所を求めているのは、ジェッツもシャークスも同じような気がするのに、縄張り争いして、互いを憎みあって、プライドを理由に決闘するのが、痛々しかった。
歌詞にソーシャルワーカーなって出てきたりしたのもあってそう思ったのかも。
銃を誰が手にするのか、にすごくフォーカスされていた気がして、誰が撃たれるのか、ずっとはらはらしていたし、
アニータが襲われるシーンもひどすぎて見ていられなかった。バレンティノが怒るシーンがあるのがせめてもの救い。
一晩の出会いで、他のすべてを投げ打てる程この人を愛してる、と思えるなんて幻想だと思ってしまうけど、Tonightはよかった。