ましゃまんさ

ウエスト・サイド・ストーリーのましゃまんさのレビュー・感想・評価

4.0
公開されたら映画館で観ると決めていた作品。

オリジナル作品の衝撃と比べると劣るというのが正直な感想。
どこがと言われるとジョージ・チャキリスの存在感が一番大きいのかしら…。

オープニングのシャークとジェッツのダンスシーンもオリジナル版に負けず劣らずの迫力だったものの…何か足りない…そう、やはりジョージ・チャキリス…。誰もがハッとする、かの有名な足上げのダンスシーンが見たいんだよ…。あの鋭い眼光で睨まれたいのよ…。

あと、サムシングカミング。
これから何か起きることを予感させる"ミュージカルミュージカル"した私の大好きなナンバーなのですが終始室内かつアンセル・エルゴートくんの声がかすれてて、あれ?ってなった。ここはもっとワクワクさせて欲しかった。

とは言ったものの、アメリカのシーンの華やかさは心踊りましたし、アニタのシーンは心掴まれましたし大満足なシーンも沢山。
何より巨匠がこの作品をリメイクしたというだけで感慨深い。

2970円のパンフレットも映画界の巨匠とミュージカル界の巨匠(スティーブン・ソンドハイム)のツーショット写真が見られるだけでも買う価値あり。

ロミオとジュリエットは苦手だけど、ウエストサイド物語は本当に秀逸よ…。