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ウエスト・サイド・ストーリーのsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

監督がスピルバーグと聞いて、期待大で見に行きました。せっかく劇場に見に行ったのですが、やや期待はずれでした。ある程度、史実に基づいているので、仕方ないのかなと思います。オリジナル作品へのリスペクトなのかもしれません。 長尺であること、寝不足であったこと、眠気との戦いになってしまいました。ロミオとジュリエットに着想を得たというのも納得、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人の禁断の愛がテーマになってます。

でも、出演者たちの歌唱力は素晴らしかった。特にマリア役のレイチェル・ゼグラーの歌が始まると、思わず聞き入ってしまいます。特に印象的だったのが、アニータ役で出演していたアリアナ・デボーズの歌です。迫力があってとてもよかった。加えてダンスのキレもよかったです。アカデミー助演女優賞を受賞してます。やっぱりね!1957年版のアニタ役は、おばあさんバレンティーナ役で出演していたリタ・モレノだったんですね。

トニー役のアンセル・エルゴートもの歌も違和感なく、自然な調子でした。アンセルは、どこかで見たことがあると思ったら「きっと、星のせいじゃない。」の俳優さんですね。あのスラットした長身と結託のない笑顔が印象的だった彼です。彼女より先に亡くなってしまったんでしたよね…。どうやら、TOKYO VICEなるドラマに出演するようで、ムッチャ流暢な日本語を話してる動画がありました。

もしも、ロミオとジュリエットを現代で描くとしたら、どうなるのかな…?そんなことを考えてしまいました。
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