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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのnurukoのレビュー・感想・評価

4.8
楽しかったし大好きだと叫びたい!!

RPGの元祖がD&DというのもTRPGという物自体も去年あたりに知ったくらいのニワカです。でもRPGは大好きだからあるあるが詰まっているこの映画が楽しくないわけがなかったし、好きになる要素だらけだった。

何がいいってまず主人公がアクション映画にありがちなマッチョな勇者様じゃないのがいい。頼りないけど頼れるなんとも言えない魅力のあるリーダーなのがいい。時に歌でみんなの心を和ますところが可愛い。リュートを大事そうに抱えてるの可愛い。仲間もそれぞれ個性的で埋もれているキャラが一人もいないのがいい。みんなで知恵と機転で進んでいく様は、少しずつ困難をクリアしてゲームを進めていく楽しさそのもの。そう、ゲームの楽しさを完璧に映像化してくれた感じなのだ。さらに小さな女の子がキーパーソンになるのもいい。チートなキャラも超絶セクシーで最高だったよね〜〜〜。ヒュー・グラントの憎めない奴的な存在感も素晴らしかったです。

キャラがいいだけじゃない。東京03のコントのセリフじゃないけど、全てを気持ちよく回収していくのはもう「良いお芝居か!」だった。そして、とかく重いものを背負わされすぎな昨今のヒーローとは違う軽やかさがまた良かった…。

わしゃ今は人が戦う映画を観たくないんじゃ……と見送っていたのだけど、観た人みんなが口を揃えて面白かったと言うので重い腰を上げたら上映数がすごい減ってて焦りました。もうね、ずっと上映してて欲しい。そしてキッズたちに観て欲しい。無理なら年一で金曜ロードショーででもいいよ。

観終わってすぐ吹替の予約を取りました。そして観てきました。吹替もとても良かったです。武内くん上手いなあ……。
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