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キャッツの捜索中のレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
2.1
【肉体美観賞用】
【猫可愛くねえええええ!】
【ネズミとGに生きる権利なし】

何の予備情報も仕入れず、何となくノリノリの曲で猫踊りくらいの気持ちで観賞。

不気味の谷って言うんでしょうかこれ…
人間と猫が絶妙に合体事故を起こしており、子供が観たらショック受けるレベル。いわゆるモフモフの猫らしさは皆無。ミュージカル版のキャラクターを知ってるはずなのに感じるこのキモさ。

シナリオは二の次なのか映画の中だけでは説明不足。なぜ猫の手品で拐われた仲間が戻るのか。なぜおばあちゃんが選んだ猫が昇天するのか。説明は一切ない。

とどめに序盤のGによるミュージカルシーン。さんざん踊らされ、仲間の目の前でむしゃむしゃ喰われるG。何これ進撃の巨人?

唯一お薦めできるのはダンスシーン。舞台を外から観ることしかできないミュージカルと異なり、演者をすぐそばから、演出家の見せたかった視点で観ることができる。
演者の動き、筋肉の美しいこと!体の使い方を観てるだけで楽しい。

…ミュージカル映画だからミュージカルのシーンが良ければそれでいいのかもしれないが自分は途中で眠気と戦う始末。正直肉体を見たいという方以外お薦めできません。上映時間分本物の猫をモフモフした方が楽しい。
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