捜索中

シン・エヴァンゲリオン劇場版の捜索中のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【庵野さん、丸くなったな…】
【「…気持ち悪い」からの変化】
【ナディア好きな人も観てほしい】

このスコアは旧作からのファン向けの数字です。新劇場版だけ観た人には4.0位のお勧め。いきなりこれだけ観に行くというのはお勧めしません。意味わからんまま椅子に座りっぱなしの刑になるよ!

他者に拒まれ、他者を拒み続けたシンジが自分の意志で父親と向き合い、他者と関わる世界を選ぶ。
旧作から観てた年寄は「ああ、あのシンちゃんがこんなに成長したんじゃねえ…」と感涙ものでした。
かつての三馬鹿や委員長が善良な大人として、変わらない友達としてシンジを導く姿に年月を感じてまた感動。特にミサトさんの過去、本心を伝えてくれたケンスケさんには頭が上がらない。ありがたいのう…

演出に「まごころを君に」を意識した部分がありながらも全く違うラストになりました。時の流れというものを実感。
庵野さんもいろいろあったんだねえ…としみじみ飲みたい気分。

ミサトさんの最期はどうしても「ふしぎの海のナディア」のネモ船長と被りますね。言葉は違っても我が子への愛を叫んだところは同じ。当時大好きだった作品とこんな形で逢えて本当に嬉しい!

大人になったシンジを見送って、そういえばクルーのみんなはどうなった?と気になりました。ミサトさん親子、家族で幸せになってたらいいなあ。
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