舞台版・映像版含めて
ねこ茶屋にとっては
初の「キャッツ体験」🐈
歌とダンスてんこ盛りの
ザ・ミュージカル♪
…なんですが、
セリフがほとんど無い上、
歌の方にも説明的な歌詞が少ないので
状況を把握しようと思考を巡らすよりも
眼と耳から入ってくる感覚と
そこから感じ取れるイメージを
自分なりに膨らませるのが楽しい作品かと思います。
冒頭からくりかえし歌われる
「ジェリクルキャット」の意味を
「野良猫」と捉えていたのですが、
あとから調べてみると
もっと深い意味があったんですね。
ジェリクルは
ジュエリーとミラクルから成る造語。
字面的にも
発音した時の音の感触も
キラキラしていて素敵と思いました。
そんなジェリクルな猫たちが集う
月夜の舞踏会は
素晴らしくファンタジー✨
猫好きさんなら
夜中にひっそりと行われる猫の集会を
こっそり覗き見している気分になれること
間違いなし。
そもそもの原作が
子供向けの短編詩集なのだそうで、
なるほど劇中歌の歌詞は
どれもこれも叙情的で
ストーリー展開がどうだとか
伏線がどうだとか
そういった事は
あまり重要ではないのかも。
ただただ
スクリーンに映し出される
猫たちの歌声の響きや
ダンスが放つ熱に身を委ねて
自分も月夜のゴミ捨て場に集う
一匹の猫になってしまえばいいんだろうな。
最後まで
自分が人間である事を忘れられなかったのが
とても残念なので
近いうちに
リベンジ鑑賞したいと思います。