ShinMakita

ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷のShinMakitaのネタバレレビュー・内容・結末

1.1

このレビューはネタバレを含みます



2004年。東京のとある一軒家で働いていたフィオナ・ランダース。その家の雰囲気に耐えられず、自宅に帰宅することになる。自宅はペンシルバニア州の田舎町クロスリバーだ。

2006年、クロスリバー警察に着任した女性刑事マルドゥーンは、ベテランのグッドマン刑事と組むことになった。グッドマンは、最近相棒を失ったばかり。夫をガンで亡くしたばかりのマルドゥーンと気が合いそうだ。2人の初仕事は、シーズンオフの林道で見つかった腐乱死体の捜査。死体のIDから身元は州外から来たローナ・ムーディーという女性と判明。彼女はレイバーン通り44の家を訪ねるためにクロスリバーに来たようだが、それきり行方不明になっていたのだ。マルドゥーンはレイバーン通り44に向かおうとするが、グッドマンは「やめておけ」と制する。どうせFBIが出張ってくるし、うちらが深掘りする必要がない、というのだ。しかし、グッドマンにはレイバーン通り44を訪ねたくない理由があったのだ。

レイバーン通り44番地。2年前、ランダースという一家が住んでいたこの屋敷で一家無理心中事件が発生していた。その直前、屋敷を訪ねた不動産屋スペンサーが発狂して妻を惨殺し自殺している。ランダース事件の捜査に当たったウィルソン刑事もまた発狂し、今も精神病院に収監されている。ウィルソンの相棒だったグッドマンにとってはいわくつきの屋敷なのだ。
ローナの遺体発見の翌日、現在はマシスンという老夫婦が住んでいると知ったマルドゥーン刑事は、グッドマンの忠告を無視してレイバーン通り44の屋敷に足を踏み入れる。ローナとの関係を聴取するための、通常の警察業務だ。だがそれが、遥か日本から移動してきた佐伯伽倻子の呪怨の始まりとは、知る由もなかった…


「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」

…すまん、アラスジがもはやネタバレだね。


いやぁ、前情報無しで臨むとこういう驚きがあって良いね^_^ まさか「呪怨」のハリウッドリメイクとは思わなかった。リブート版なので、また仕切り直しする魂胆かと。時代設定を2004-2006年にしてるのは日本の過去作と無理やりリンクするつもりだったのか。

ま、恐怖演出に新味が全く無いし、ルールもロジックもちゃんと詰めていないし、ランダース事件・不動産カップル事件・マシスン家事件・ウィルソン刑事の発狂がバラバラかつ小出しに描かれていくので混乱必至。ホラー映画としてもいち映画としても出来は良くありません。主人公が全く刑事に見えないのも問題で、銃やライトの持ち方からして素人感満載。もう、そういうとこで見る気力が萎えます。呪怨を全く知らない人・ホラー慣れしてない人には楽しめるかも知れないけど…オススメは、しないよ!
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