ハッサン

マッチポイントのハッサンのレビュー・感想・評価

マッチポイント(2005年製作の映画)
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秩序なんてものは無く、全てが偶然によって決定される不条理な世界。罪は必ずしも罰せられるとは限らない。

罰を逃れたとしても、罪を犯したという事実が消えるわけではない。罪は誰によって裁かれるのだろうか。顔が汚れてしまっていることは恥ではないが、汚れたままにしておいてはならない。

自分や周りは変えられないかもしれない。それでも自分を見つめること、自分を受け入れること。答えのない無秩序な世界で生きること。