実のところ、寅さんを映画館で観るのは初めてかも…というくらいの思い入れで観ました。
冒頭の松竹富士からあのテーマ曲♪…って、なんか声が違うと思ったら、サザンの桑田佳祐が歌ってました。
…しかし、なんかちょっとコレジャナイ感が。(ファンの人、ゴメンw)
本編は、寅さんの甥の満男が主演ですが、過去映像で寅さんも出てきます。(寅さんは、相変わらず放浪の旅に出ている模様)
過去映像での博やさくら、まだ子役の吉岡秀隆も若いなぁ(笑)
同じ役者さんが演じているだけに違和感なく、歴史を感じます。
満男の小学校の運動会前夜とかメロンのシーンはクスっときましたw
そして、満男の初恋の人、イズミ役で後藤久美子が女優復帰されてます(この作品だけ？)が、やはりブランクの影響か、ちょっとまぁウン。。。
過去映像を使ったシーンが多かったこともあり、全体的に"昭和"感があったのは否めませんが、うまく繋ぎ合わさっていたかと思います。
しかし、シリーズを通して観てきてないこともあって、満男の行動には少しモヤっときましたw
とはいえ、寅さんの言葉は令和の今でもココロに刺さるものがあります。
博「アナタだって、僕の立場になれば分かりますよ！」
寅さん「じゃあ何かい？オレがイモ喰ったら、お前さんから屁が出るのか？バカなこと言ってんじゃないよ。」
…とかw
"自分と他人は違う存在である"ということを、こんな下品かつ的確に言えるのは、寅さんかバカボンのパパくらいだなぁ(笑)
そしてエンドロール。うん、やっぱりコレですよ。
