Jimmy

サバイビング・デザイアーのJimmyのレビュー・感想・評価

サバイビング・デザイアー(1991年製作の映画)
3.8
ユジク阿佐ヶ谷にて、ハル・ハートリー監督作品6本連続鑑賞の4本目。

「ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS サバイビング・デザイアー+初期短編特集」(プログラムA)上映作品。

マーティン・ドノヴァンたち3人の男性が道端で踊るシーンは、笑ってしまうほど楽しい名場面。
あの『シンプルメン』ダンスシーンと並ぶ名場面ではなかろうか。

大学で「カラマーゾフの兄弟」の一節しか教えない変わった大学教授(マーティン・ドノヴァン)と、彼の授業を受けている女子大生ソフィ(メアリー・ウォード)が恋するラブドラマ。このメアリー・ウォードという女優が、短髪で本屋バイトしている女性を演じているが、とても魅力的。

そうかと思えば、ハートリー映画の常連レベッカ・ネルソンが、街頭で通りがかりの見知らぬ男たちに「私と結婚してくれない?」と声をかけまくる場面なども楽しい。

更に、ロックバンドが路上で演奏するシーンがあるが、この音楽も素晴らしい。エンドロールで確認したら「The Great Outdoors」というらしい。CD欲しいが、無いだろうなぁ…。

本作は、何と言っても「マーティン・ドノヴァンとメアリー・ウォードの恋の駆け引き」が楽しい。なかなかの佳作。
Jimmy

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