"シリアルキラー"の語源ともなった男、30人以上の女性を殺した実在した殺人鬼を描いた映画。
彼が犯人だという確証を持たせないままストーリーが進む。変わった設定かと思ったら、かなり実話ベースなお話。最後の実際の映像が流れるのはすごいが、映画にするには盛り上がりに欠けてたかな。
彼のIQが高いというキャッチコピーもあったし、内容的にもっとテッド・バンディが天才的な弁論能力を持って裁判をやるものだと期待してたから、ちょっと拍子抜けしてしまった。
検察側も証拠を大して掴めてなくて無能かと思ってたけど、昔はこんなもんだったのかな？30人も殺しておいて証拠それしかないのかと思ってしまった。彼の犯行の仕方がうまかったとかなら分かるけど、そういう描写があるわけでもないし。
期待しすぎた感のある映画でした。映画的にはもっと彼のサイコな部分が描かれて欲しかった。
