まいこ

テッド・バンディのまいこのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.7
極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣。
1970年代アメリカ、7つの州で30人以上を殺害したセオドア・ロバート・バンディに基づく犯罪映画。ザック・エフロン、リリー・コリンズ、カヤ・スコデラリオ、ハーレイ・ジョエル・オスメントが出演。

バンディと激しい恋に落ちた女性・エリザベスの手記を基に語られているので、殺人というより法廷モノ。実話あるある、ラストで本物映像が流されるのをみてしまうと再鑑賞したくなっちゃう。
役者さんたちの鬼気迫る演技が好みだった。殺人鬼に迫る、というより、被害者側の気持ちに没入するタイプの映画。

実話の「頭を切り落としてエリザベスの家の暖炉にくべた」という本人の告白がそう繋がってくるのか。

ザック・エフロンがかなり忠実。彼特有のチャラ男感は健在しつつも他にはない雰囲気。

終始、死姦系の殺人鬼に対して世の女性が虜になっていた事実に恐怖!気持ち悪い。
詳細にバンディのことを知るならドキュメンタリーかな……。

余談、「究極の所有ってのは、要するに、命を奪うということだろ」「そして…遺体を物理的に所有することだ」という本人の証言(wikiより)は『永遠に僕のもの』と通ずるものを感じた。
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