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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのakinaのレビュー・感想・評価

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とても見応えがありました
個人的には最後のシーンがあったことで俄然面白かった感が増しました
(Jack White!)

実際にあったアメリカの先住民迫害の事件を主題とした原作で、作品内でも登場する黒人虐殺事件も含め、次々と起こる非人道的な殺人事件そのものはもちろんのこと、金と権力、コミュニティの構造とか、現代にも通づる闇が描かれていて、観ていてえぐられます

私は野心家が苦手です
作中に登場するヘイルや、白人男性たちのような。人間不信レベル。
ディカプリオ演ずるアーネストがあまりにマヌケで人が良くて、どちらかというと自分はそちらサイドな気がしてとことん滑稽に思えて、もっと思慮深く、そして賢くなりたいと思った(例えばモリーのように)

ジェシー・プレモンスも良かった
そして、当初ディカプリオがこの役をやる予定だったそうだけど、今の配役で大正解だと思う
アーネストのあのなんとも言えないしょうもなさはディカプリオが演じてこそ、味わい深いものになったと思うから

尺はもちろんだけれど、本当に見応えのある作品だった
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