akina

君がいる、いた、そんな時。のakinaのレビュー・感想・評価

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日本とフィリピンのハーフであることでイジメを受ける主人公マサヤと、クラスメイトから煙たがられている放送委員のDJカヤマ、そして図書館司書のショウコ先生が、徐々に心を通わせていくハートフルドラマかと思いきや、このショウコ先生がなかなかパンチのある状況にあり、そんなヘビーなことが起こるのかい、、、という展開に。

円筒形の校舎とか呉市の美しい景色や、長閑な街の雰囲気、時折聴こえる音楽など、すぅっと染み込んでくるような優しさ温かさがあった。
一方、主人公3人はそれぞれ、不器用でなんか上手く行かない感じがするけれど、葛藤しながら懸命に生きていて、
美しい景色の中で、苦しい私たちはどうにかこうにか乗り越えていくんですなぁ、としみじみ思えてくる。

DJカヤマ役の坂本いろは、すごくいいキャラで、子供らしい無邪気さがあって見ていて微笑ましいのですが、作品について調べるにつれ時を経てみると、、、女の子だったの?!というのは結構驚き。
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