叔父ヘイルを頼ってアメリカ先住民オセージ族の住むオクラホマへやってきたアーネスト
だがその土地ではある時から先住民の不審死が続いていた…
冒頭の油田発見シーンから疾走感が凄い
そしてずっと流れる不穏な空気がたまらない
アーネストをレオナルド・ディカプリオが演じてますがまーこんなクズな奴をよくもまあ自ら脚本書き変えまで直訴して演じたもんだ。
終始ノープランの癖に自分より下とみるや
虚勢をはる感じとか絶妙です
若い頃を知っているだけにあのへの字口には…
先住民モリーを演じるリリー・グラッドストーンはむしろ静の演技で
表情の機微だけでモリーの喜怒哀楽を演じきってます。
デ・ニーロの己が諸悪の根源なのに神だの運命だの語るヘイルも
無自覚の悪なのか恐ろしい
ラストのまさかの演出で実際にあった凄惨な事件と気付かされるのも驚き
御年80歳の巨匠の渾身を見せられた感じです。