ダイキチ

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのダイキチのレビュー・感想・評価

4.1
ディカプリオの役どころ。なぜあの役だったのか。愚鈍なキャラクター。後半は狭間で苦悩する。苦悩の姿。その演出こそスコセッシの真骨頂だと思う。だから視点が犯罪者だったのではないか。
次々と亡くなっていく。巨万の富は狙われる運命にあるのか。居留地に追いやったはずが石油が出るとかって。できすぎた話だ。掘り当てたのが先住民ではなかったらどうか。起きた事件だったのか。その血ごと断つと言うのか。なんて馬鹿げた発想なんだ。だが実際にあったわけだ。後戻りなど毛頭ない。犯罪とは概ね不可解な事象なのだと思う。
L・グラッドストーンの表現力。表情がすごく印象的だった。