このレビューはネタバレを含みます
見事に、ボッコボコに、打ちのめされました。
石油が発掘された瞬間の喜び、緑豊かな大牧場、美しいと感じた全てが、結果として悲劇の始まりだったこと、スケール感大きく音楽で、映像で、描かれたものほど、残酷に奪われてしまったあの喪失感は、かつて味わったことのない体験。牧場燃やしたシーンは本当にすごかった。
デニーロの底知れない恐怖と、デカプリオの人ゆえの弱さ、どちらも胸糞の悪さ鬼MAX最高潮。凡庸な悪。
映画が終わっても、モリーの叫びが、耳にこびりついて離れない。嵐の音を聴きながら、黙ってエンドロールを見ることしかできませんでした...