牛

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの牛のレビュー・感想・評価

4.9
セットに力が入ってるのが分かりました。1920年代のビンテージカーをあれだけ揃えるだけでもかなりお金がかかっているのが窺える。100年前のアメリカ、オクラホマ州は西部開拓時代の趣を残した地域だった。

そして何よりも自然が素晴らしい。オクラホマの大自然が何気に目を引くし、インディアンが太陽を祖父とし、炎を父としたのも頷ける。大平原や花々の美しさがそこにある。

物語は保険金殺人の話しなのですが、金に目が眩んで大切なものを全て失う男たち。家族と過ごす時間は金では買うことができないのだ。

私も仕事やお金に苦労することは多いが、子供達とそして、愛する妻と過ごせることを大切にするべきだなぁと感じた。

そうした部族の愛というか、同胞の愛情がインディアン達には脈々と受け継がれていた。

しかし、近代化を果たした西洋人がその文化を破壊してしまった。

インディアン文化について少し勉強したいなという気持ちになった。
牛