takanoひねもすのたり

スリー・フロム・ヘルのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)
4.0
積んでた間に日本版が出ていたよ○枚目。

前作ですっかりお亡くなりになったと思っていたキャプテン・スポールディング、オーティス、ベイビー。
ところがどっこい命を取り留め(流石w)刑務所に収監されていた。
前作で家に残ったフォクシーにより、オーティスとベイビーは脱獄に成功。
しかし有名になりすぎた彼らは、メキシコなら顔バレしていないだろってんでメキシコへ。
しかし行く先々で死屍累々。
やっぱり彼等はそうでなくちゃ!な、とても楽しいスプラッター。

シド・ヘイグがお亡くなりになってしまったため、キャプテンスポールディングは(作中で)死刑になり、ファミリーからいなくなったけれど、みんなしんみりするでなく、時折「ま、ちょっと寂しいわな」て軽い感じが彼等らしい 笑

相変わらず、ロブ・ゾンビ監督のシェリムーンさん好き好き大好きが溢れ出してる映像ですが、他のメンバーもそれぞれ愛情ありありの素敵映像が満載(もちろん血みどろ殺戮フィーバー)

メキシコの砂っぽく太陽が眩しく色温度がオレンジ系な映像と、インディアン?の被り物、フォークロアっぽいワンピースのベイビーがとても可愛い。

婦警コスで全裸の女性を追いかけて、めった刺しするベイビーのはしゃぎっぷりの楽しそうなことよ……笑

社会常識も法律もモラルもふっ飛ばし、おのれの衝動のままに生きてる彼等ですが『普通』の概念がそもそもないため、全てのことから自由な思考回路。
見た目がどうだろうと偏見という視線も無く。
清々しい法則、そして観ていて気持ちが良い。

世の中の理なんか関係なく、自分の感情のおもむくまま。全てからフリー。

ロブ・ゾンビ監督、素晴らしいキャラクターを創造してここまで創り上げてくれたのは感謝しかない。