冒頭に“実話に基づく”との表示が信じられない程の暖かい気持ちになれるヒューマン・ファンタジーを鑑賞出来ました。
主人公の雑誌記者は愛する妻と子供に恵まれた生活を送っていた。しかし、彼には絶縁状態の父が有り姉の結婚式で再会した事から幼い頃から抱えていた蟠りが大きく再燃してしまう。
悩みを抱えていた彼は取材で子供番組の名物司会者の基を訪れる。トム・ハンクス演じる司会者は記者と一目会っただけで彼の精神状態を感じ取り助言を施す。
記者も司会者の人柄に惹かれて交流を深めて行くが・・・・・・・・・
あのアニメの主題歌では無いが“ありのままの～・・・”自分で居る事が全ての悩みから救い出せる手段であり周囲の人々とも幸せな関係を築く事が出来る、お互いに“ご近所さん”の関係を・・・・と訴えているファンタジー。
トム・ハンクスが演じている数多くの作品のキャラクター像や彼の私生活を報じるネット社歌の情報から醸し出す彼の人柄を活かした温かい気持ちになれる作品でした。
でも、司会者自身にも抱えている苦悩が有る事は作品の中で明らかにされてはいない。それはエンドロールで照会される本人への配慮であると感じました。
本当にトム・ハンクスは名優だと思います。
