”Manners Maketh Man”
誕生譚という設定故の足枷か、『キングスマン』が持つ大きな魅力だった、数々の現代的スパイ小道具は無く、ぶっ飛んだアクションシーンも控えめ、師弟的バディ感はある様でいてこちらも薄め。
古典的武器を手に、老紳士が愚直に頑張るだけの、何だか大人しい印象に写ってしまった。
1・2作目を、もう一度観たくなってしまったよ。
それでも、第一次大戦下を舞台にした虚構とリアリティの入り交じった謀略合戦に、ラスプーチン役のリス・エヴァンスの怪演に、意外や骨太で本格的な第一次大戦ならではの塹壕戦に、見所は多く退屈しなかった。
大ボスは、ちょっと意外性も薄く、キャラ弱めだったのが何とも残念。リス・エヴァンスが全部持ってった。
あと、”Manners Maketh Man”は、キングスマンサイドからきちんと聴きたかったところ。