トモ子

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒のトモ子のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映画の日、数ヶ月ぶりに劇場で楽しみにしていたLAIKA作品を観てきました。
いや〜、面白かった!劇場で笑いが起こる瞬間が嬉しかったなぁ〜。

今までの作品とはひと味違って自分勝手な主人公が登場。これがまた面白い。そしてヴィクトリア朝時代、世界中を旅するという設定に今まで以上にストップモーション・アニメの可能性がたくさん詰まっていると思った。

自分を認めてもらいたいとばかり願うライオネル卿。
そんな彼が変わらなければ…と思い続けるアデリーナ。
そしてスーザンという未確認生物、とてもピュアな存在。(初めは、ライオネル卿から与えられた名前“Mr.リンク“だったものが、劇中で変わったシーンが印象的)

旅を通して描かれるライオネル卿の自分探しと、“ミッシング・リンク“がとても重要なキーワードでもあり、見つけ出した答えがそれぞれを成長させていてとても心温まる。LAIKAのストップモーション・アニメは素晴らしいと改めて思った。キャラクターの表情や衣装、質感、アクションはもちろん。荒波を航行する船内でのアクション、ダンスビー卿や長老との会話にも夢中になってしまう。
僕を紹介するよ、の台詞◎
終盤のライオネル卿に旅に出る相棒ができた心強さと、居場所が見つかったスーザンの表情◎

エンドロールで感動して更にグッときちゃう。
またひとつ素晴らしい作品を創り出したよう…これは大人が楽しまないとね。
トモ子

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