めあ

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのめあのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

笑えて、ちょっと泣けて、好きな映画でした。
黒人差別を主題にした映画や、実話を基にした戦争映画ばかり観ている母親に言わせれば「中途半端」とのことでしたが、空想家のわたしは心の琴線に触れる場面がいくつかありました。大好きなセリフは「俺の誕生日の願い事は全部──君にあげるよ」です。なんて幼けで大きなプレゼントなんでしょう。ザックの無垢な心にはっとさせられました。こんなこと言われたら100%泣きます。しかもこのセリフがラストに繋がるなんて思いもしませんでした。二番目に大好きなセリフは「友達は選べる家族」です。この映画の本質を表す大切なセリフだと思いました。

ザックもタイラーもエレノアも孤独で、三人が互いの傷を癒し、かけがえのない存在になっていくことが嬉しくて嬉しくて。だからこそ彼らのエンディングがもっと華々しいものであればよかったのにと思わずにはいられませんでした。十分ハッピーエンドなんですけど、物足りなく感じてしまいました。尺……尺が足りねえよ!!!ラスト以外は文句なしによかったです。
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