Nomadlandが金獅子賞をとって気になったクロエ・ジャオ監督。見終えてからすぐもう一度観たいと思ってしまった。
There's one way to move on. 荒野に立つアポロの姿が印象的で、銃を向けられた時の嗎が「生きたい」と訴えるようで。
神は目的を与える。馬は走る。カウボーイは馬に乗る。馬に乗らないカウボーイは安楽死も同然。だから生きるために乗る。
レインが嬉しそうにロデオを見るのも、感覚を思い出して幸せそうにするのも。なんて。
カウボーイというと漢臭いアメリカ文化を想像するけど、この映画を北京で生まれ育った中国人の監督が撮ってるのがなんとも凄い。wikiで調べたら監督の人生すごすぎる。この映画も俳優起用でなく、ロデオボーイであるブレイディ本人の体験談をもとに撮ってるのか。帽子でできた日焼け跡とかがリアルだったのも納得。どこかブロークバックマウンテンを思い出したり。全然違うけれどね。
この美しい空の画を大きなスクリーンで見たい。見たかった。いつか上映しないかな。