『ミッド・サマー』をはじめとするトラウマ映画を生み出してきた、かのアリ・アスターの卒業制作。
ただ、『ミッド・サマー』とかは完全なフィクションだからまだエンタメとして見れるけど、この作品は妙にリアルだなと感じるところも多い分、感じる嫌さは1番かもしれない。
そして卒業制作と言えど、この頃からアリ・アスター節は全開。めちゃくちゃ嫌な着眼点で、めちゃくちゃ嫌な描写で、めちゃくちゃ嫌な展開を、もう容赦なく描いてる。
家族愛なんてものには唾を吐き捨てるやるとでも言うかのような、濃厚な嫌悪感を抱きたい人は見ればいいと思う。
近々、アリアスターの新作『ボーはおそれている』を見に行く予定なので、どんな嫌な気持ちにさせられるのか今から楽しみです。