B級もB級！笑
あまりのぶっ飛びに、初めはどう展開してくの？とドキドキしたけれど、展開が始まってからはもう映画の世界にはまり込んでました。
製作側がやりたいことやってるって、かなり危険というか…ふとすれば、興醒め映画になってしまうと思うのですが、この映画はB級感をどこまでも突き詰めて展開させていくので、くさすぎるセリフもぶっ飛び過ぎてるストーリーも…全部受け入れられてしまいます。笑
三浦貴大演じる黒沢明と同じ映画遍歴を辿っていれば、かなり映画へのオマージュを感じられると思うのですが、残念ながら私はその映画ジャンルはあまり観てないので…あげられる映画タイトルに思い入れが少ない分、猛プッシュしてる「映画愛」を強く感じることはなかったのですが、それでも「映画」という一種の娯楽が好きすぎる気持ちは伝わりました。
美術も音楽もセットも…ストーリーまでもかなりのB級、というかやりたいことやり尽くしてるよね？と突っ込みたくなるほどのぶっ飛び。笑
好き嫌いはかなり分かれる気がしますが、邦画でもこんなB級の映画を作れて、シネコンで流してくれるんだなと思いました。
映画の内容と相まって、その点がすごく響きました。
役者さんたちはコメディとホラー、真剣な演技を使い分けているので飽きはしないですし、先の読めないストーリー展開はハマってしまえば楽しんで見れます。
初めはホラー描写とか若干のグロシーンに「うっ」となりますが、それもすぐに慣れます。
観ていて損はない映画でした！
