マイコンヌ

ブルーアワーにぶっ飛ばすのマイコンヌのネタバレレビュー・内容・結末

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

1人で人生について考えたくなる映画が観たい!1人で!!
そんな気分だったので試写会へ🏃‍♂️

最初は、夏帆のキャラ空回りしてて割と痛いなあ〜とハラハラ (同時にあるあるの嵐。要はリアルすぎた)

そして喫茶店でいきなり登場、友人のキヨちゃん。喋り方の癖強めで、マグロイラストを描く仕事がきた!といいつつニートらしい。
砂田と息ぴったりだけど一体何者なの?
キヨちゃんのことが気になったまま、舞台は砂田の故郷の茨城へ

え、、茨城ってこんな?w
喋り方といい態度とか、誇張しすぎてて笑えるような笑えないような😂
スナックのチーママ役伊藤沙莉ちゃんが光ってました。最近個性が抜きんでてる。いつか主役張ってほしいな。

このシーンはママからの「ブスだからね」が結構衝撃的。一瞬すぎて、今のもう一回聞きたい…!!ってなった😂

しばらく帰ってなかった、ダサいダサい田舎。自分が必死で都会で生きてる間に、
母も、父も、祖母もみんな歳をとっていた。
入院している祖母の爪を切る砂田。
その瞬間だけは、頭じゃなくて心が動いてピュアになってる感じ。

で、キヨは何者なのかが旅の最後に判明。
キヨは砂田の理想の人物で、子どもの頃にノートに書いていたキャラクターだった。
そういえば伏線があちこちに。
引きこもり気味の兄は、キヨちゃんがおかしいことになんとなく気づいて「笑えない」と言い、
マグロの絵を描いているPCも砂田の家の物だ。
でも、母は「友達いい子ね、この辺にはいない感じ」と言っているし存在はしていたみたい。ちょいファンタジー。

なにか大きな事件があるわけじゃないし、ずっとこれからも平凡な生活がだらっと続く。
だとしたら先が見えていて、むしゃくしゃする、怖い。
そんな贅沢な現代人の悩みに、
「元々ダサいんだよ!人間くさくていいじゃん!」と明るく励ましてくれる作品だった。もう一回観たいな。