菩薩

ジャネットの菩薩のレビュー・感想・評価

ジャネット(2017年製作の映画)
1.0
世の中にはまだこんなにつまらない映画が存在しているのかと、途中からカイジのハンチョウみたいな顔になりながら100分耐え抜いた俺は自伝残して良いレベルの偉人だと思う。そりゃ幼年期のジャネットは可愛かったし、あれが俺の娘だったらキーチ!!のパパレベルでビデオカメラ回しながら号泣出来るけど…いや…他人やし…こんな赤の他人の子供のお遊戯会と言うか、チケットノルマ達成の為に全く興味無いのに駆り出された素人演劇みたいなもん見せられたって「よーく台詞と振り付け覚えましたね〜、飴ちゃんあげますね〜」以外の感情は出てこない。正味15分くらいで無理…ってなったけど、まぁでもこの先面白くなるんだろうなぁと期待していたら、待てど暮らせど全くそんな事は無く…いつまでやっとんねん!と俺は心の中で2兆回は唱えるはめになった。むしろよくジャンヌ・ダルクなんて、煮ても焼いてもむしろ生でも普通に美味しく食えそうな素材をここまで焦げ付かせたなと、これ多分タモリが一番嫌いなタイプの「ミュージカル」と呼ばれるものだと思う、だって意味ないじゃん、歌うのも、クネクネすんのも、ラップすんのも。馬鹿のひとつ覚えみたいに繰り出されるヘッドバンキングもブリッジ歩きも「さっき見た」としか思えないし、聖人達がザ・スパイダースみたいな踊りするとこはまだ許せるとして、他は古き悪しきタイプの企業の新入社員が無理やり伝統を押し付けられてやらされる忘年会のしょーもない出し物レベルだし、とりあえず人数合わせで呼ばれたそこまで仲良くない友人のいやお前達誰だよ連中がやりたくないも無いのにしょうがなく練習してきた結婚披露宴の余興レベルだしで、俺は一人で「見猿聞か猿言わ猿」を演じる猿のレベルまで脳みそが退化した気になった。この映画で面白いと思えたのは、最後おじさんが勢い余って馬から落ちてそれを堪え切らずジャンヌも笑っちゃうとこだけ、3秒、それだって狙ってやったんじゃ無いだろうし全くもって理解出来ないし理解するつもりもない。カイエ年間2位だかなんだか知らんが、そんな権威に踊らされたいのであれば一緒に踊っていれば良い、こんなん観るよりWEGとかDeath GripsとかNaked Cityとか聴きながら一人で盛り上がってる方が幸せ、時間も金もこんな感情も全てが無駄、これをラインナップに加えた人間は頭どうかしてる、音タコレベル。
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