最強警備の屋敷に眠る貴重な美術品を回収せよ！！

「「破壊的防御システム」」‼️
こんな邦題つけられたら買うしか無いっしょ笑
防弾アーマーや戦闘マシンなどそそる要素もあり楽しめました👍

戦争と環境破壊により荒れ果てた近未来の地球。元軍人ジョンは、病気の父親を助ける為に、金持ちライヒの依頼である洋館にある美術品を回収する仕事を引き受けるが…というストーリー。
洋館に潜入した部隊が館内に仕掛けられたトラップなどの防御システムと戦いを繰り広げるSFアクションです。
洋館内の警備システムを切るために軍人時代の同僚であるラピエールと部下数名と共に乗り込むが、見えない兵士等のトラップに襲われ、更に彼らの前に現れたホログラムの女性ダイアナは死者が出る前に館から去るように警告するが、という内容です。
「破壊的防御システム」というインパクト抜群のタイトルにまず引き付けられるSFアクションです。
舞台になってるのは環境汚染で荒廃した近未来の地球で、元軍人の主人公が金持ちに雇われ、ある場所にあるモノを持ち出す依頼を受けるという設定は「ニューヨーク1997」をちょっと彷彿しますね。洋館内に潜入した主人公達が戦いを繰り広げる所はゲームの「バイオハザード」彷彿もさせますね。
破壊的防御システムなどとタイトルで仰々しく謳ってますが、洋館に潜入した主人公達を待ち受けているのは、「シャドウ部隊」と呼ばれる「プレデター」みたいに光学迷彩で透明になった兵士たち(透明なので輪郭も何も見えません)、床に描かれた数字のうち素数の数字のプレートを踏まないと壁から小型ナイフが飛んで来たり、もやのようなゴースト発生させて、そこから衝撃波撃ってくるルンバみたいな自走する小型マシン等結構ショボいです。まあ、これはTVMだから仕方ない所もあるのかな。
戦闘シーンも見えない兵士や小型ロボットにアサルトライフルひたすら撃ちまくるだけですが、これもTVMとしてはそれなりに楽しめる所あります。
戦闘シーンよりも、洋館の持ち主によって冷凍睡眠状態で意識だけホログラムとして分離された防衛システムのAIのアジア人女性ダイアナと主人公の会話シーンが結構多めですね。ダイアナは主人公達に「命を落としたくないなら引き返して」と再三警告するけど、主人公達は聞かずに進んでいくんですよね。で、行き詰ったら「ダイアナ教えてくれ！」とか言っちゃう(笑)主人公とダイアナが次第に心通わせていく所は悪くなかったと思います。隊員たち次々殺されてるけど(笑)
登場人物も、主人公と軍人時代の同僚でライバル以外は、「潜入のプロ」、「狙撃の達人」、「特殊工作技能員」等の肩書言葉で説明されるだけで、それらをキャラとして活かすシーンもないまま退場していきます。
終盤で起動するタイトルの「エンクリプト」こと破壊的防御システム「ルーク」は、ジャケの通り手作り感溢れる偽プレデターといった格好で非常にダサいです。しかも「倒す手段はない」とか言われながらアッサリ倒されます。直前まで対立してた主人公と裏切り者が一時協力して戦いを挑む展開はアツくて個人的には好みでした。
ラストは人間同士の戦いで終わりましたね。しかし、こういう最終決戦必ず殴り合いになるな(笑)まあすぐにナイフバトルになりましたが。
主人公が辿る最後の結末は結構好きですね。父親たちにも食料や薬の場所届いたし、二人はあの世界で幸せに暮らしていくんだろうな。
TVMのB級作品ではありますが、個人的にはそこそこ楽しめました。

美術品取りに行ったら最強セキュリティが襲ってくるお話

遊戯王みてぇな超最高にカッコいい名前なのはいいけど味薄ィ〜〜！！！

屋敷内のトラップやら化学迷彩のシャドウ部隊、偽プレデターとかの面白要素はあるけどパリッと感がない。
内輪揉めもあまりいただけない。

とはいえタイトル一本釣り作品なのでその辺はいいや。
面白かったで〜〜〜す！