Sankawa7

リズム・セクションのSankawa7のレビュー・感想・評価

リズム・セクション(2019年製作の映画)
3.4
最近のブレイク・ライヴリーはアクションもこなすハードコアでダークなキャラも演じることが多い

これはシャーリーズ・セロンやアンジェリーナ・ジョリー、スカーレットヨハンセンらがたどった道で女優としての幅を増すのは確かだ。

そして本作での彼女の演技も悪いと思わないがブレイク・ライヴリーは地味な汚れ役をやると女優の光を失ってしまうところがあり、いまひとつ興行的に成功しきれない理由だと言うのはうなずける

両親を事故で失い自堕落な生活を送っていた主人公が謎の組織に拉致られ✈️💨飛行機はテロによる爆破🔥だと知り、テロリストの親玉に対する復讐を考えるようになる

彼女をヒットマンに仕立て上げる役がジュード・ロウ、サディスティックと思えるようなトレーニングを行い、彼女を送り出してから一気に話が展開、様々な裏切りにあいながらも真犯人を見事に突き止める。

一方でこういう人種はムスリムでテロリストである可能性がある的なやや白人の偏った見方を反映してるような面もあり少し辟易とする。トランプ政権の毒だ☠️

ジュードロウとブレイク・ライヴリーのSM的な不思議なコーチ的な関係は最後まで面白い。
生命への執着力を試すために凍えるような湖を服を脱いで渡れというシーンは変態性すら感じたが、絵的にもこの映画最大の見所の一つだった。

ただやはり全体的にかなり地味だった印象は拭えない。
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