リズム・セクションのTMCのネタバレレビュー・内容・結末

終電逃してネットカフェも満席で会社に戻って始発までの時間潰しに適当に選んだらかなり好みだった。最近ジャンル映画ばかり見てたせいか独特なノリになかなか慣れず、冒頭からクドくて辛気臭いので止めようかなと思いはじめた矢先に突然かっこいい曲が流れて、でもすぐ終わって？となった後は引き込まれて最後まで見てしまった。ちょっと「ヒットマンズ・レクイエム」的なオフビート感あり。主人公（この人の出演作けっこう見てたのに最後まで気づかなかった）が、特訓しても大して戦闘力上がらないのがいい。ジュードロウが言ってたように人には向き不向きがあるわけだし、弱いおかげでこっちはすごいハラハラできるし。突然「ハードコア」みたいな主観映像アクションが始まったりするのも楽しい。展開としては、行きあたりばったりなのに協力者やメンターやパトロンに都合よく出会えるんだけど、ちゃんと主人公の頑張りで次に繋げてるから許せる範囲。復讐劇なのにウエットさがなくて映像も音楽もかっこいい。タイトルの意味もさりげなくてよい。リズム的には変拍子か。もうちょっとだけテンポアップしてくれるともっとよかったかも。そこが味でもあるけど。