しんや

国家が破産する日のしんやのレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
3.5
1997年の韓国通貨危機を立場の違う3者の視点で描く社会派な作品。


対策チームの女性銀行員、この機に金儲けを目論むコンサルタント、翻弄される町工場の社長、それぞれの立場で描かれるドラマは、全くの無知の私にも分かりやすい。
もうちょっと深く知りたい、描いて欲しかったとも思うが、
いつの世も弱者が切り捨てられる、そのことへの作り手の怒りは十分伝わった。

こういう国家への怒りを映画にする、それも決して難解では無くきちんとエンタメとして成り立ってるのは凄い!と素直に思う。
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