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国家が破産する日のyukarainenのレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
4.2
いやーこれは面白かったですよ。

国家は国民の幸せのためには存在せず、時に大きな権力と一部の偉い人の私利私欲によってコントロールされるものだとまざまざと突き付けてくる作品です。

国の行く末を案じ、職責を全うしようとする女性や
金融知識と才能を活かして大きく生活を変える賭けにでる銀行マンなど。様々な立場の人が頑張って生きていました。

どちらも自分の頭で考え、よく状況を見て、最良の決断を下そうと尽力していて
胸熱でした。

庶民の報われなさの描き方も悲しみがよく伝わってきた。

日本のドラマでも手形の不渡りで、町工場の社長がよーく非業の死を遂げたりするけど、世の中の仕組みの最悪なしわ寄せの結果なのだろうなと理解できた気がした。(あくまで分かったつもりなんですがね)

しかも人ごとではない…日本だっていつどうなるか…
ユアインの経済の仕組みレクチャーみたいなのを、日本人全員、受けさせてもらいたいとも思った。

何でも自分で考えて、疑い、検証して、納得する。
疑うってあまり良い意味でとられないけど、深く考える足がかりだから、何でも本当かな?ていう視点は大事だと思った…。

経済をもっと学ばなければ‼️