上海十月

国家が破産する日の上海十月のレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
3.8
97年のアジア通貨危機によるIMF管理下に入る韓国を描く。ある種の群像劇でよくできてる。これをそのまま日本でやるとテレビドラマぽくなるのに韓国だと映画に見える。非日常に見えるからかなぁ?「マネーショート」の韓国版にも見えるがそこまでオチャラけていない。結構シリアス。途中経過を当時のニュースを折り込みながら皮肉ってる。IMFの裏にアメリカがいると言うチョイ反米な感じは、この通貨危機で醸成されたモノで現在にも続いている印象を受けましたね。20年経ってこう言う映画が撮れる韓国は、映画文化が成熟してると感じる。日本は、20年前の事件を映画として描けないかもしれない。
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