maki

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールドのmakiのレビュー・感想・評価

5.0
1917鑑賞前に"必須鑑賞"の、「真」の第一次世界大戦映画。

この作品を越える第一次世界大戦の映画は、たぶん今後出てこないと思う…😢


というのも、本作に出てくる映像は全て当時の映像。
そして語りはWWⅠを経験した人々のインタビューを繋ぎ合わせており、リアルな感想が映画を進めていく。

そして当時の映像に出てくる人々の声は、口の動きからことばを読み取り(なんと英語のなまりまで読みとって😳)同じ年代・同じなまりを持つ役者が声優を担当したそう。


映像は全て当時のものだけれど、まるで今撮影されたかのような精密な・綺麗な映像に復元されている。
当時の映像は白黒だし、画質も荒いけれど、そんなの分からない。
どれだけ専門家が長い長い年月をかけてカラー復元したのだろう😳😳

現代の役者が演じたのではないか?と思うくらい違和感のない映画で、もうとにかく驚愕もの。



もうこの時点でピータージャクソンのこの映画の執念を感じるし作品の良さが分かるかもしれないけれど、良さはこれだけじゃない🥺!!


リアルなWWⅠを体感した世代はもうほぼ世界にいない(はず)なので、「第一次世界大戦」はたまた「戦争」とは一体どんなものか、本当の姿を知ることは不可能に近い。

でも、それを可能にしたのが本作。


当時の人々は戦争をどう感じていたのか、どういう気持ちで戦場に赴いたのか、戦場とはどういうところだったのか…

嘘偽りのないWWⅠを、リアルに感じて欲しい。恐ろしいだけではない、戦争を生きた人々の生活を感じて欲しい。




うわーほんとにこれはアカン…!!
2020年のマイベスト映画に、もう既にトップに君臨しそうな作品🎞

これは絶対絶対観てほしい。
本当の戦争を、本物の映像で、絶対観ておくべき。
maki

maki