mani0825

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールドのmani0825のレビュー・感想・評価

4.0
どんなに精巧に作られても、どんなに残酷さや悲劇性を描いたとて、ホンモノの持つ圧倒的なパワーには勝らないし足らないのだと痛感させられた。
モノクロの映像にカラー処理と音声処理が施されるだけで現実味がここまで増すことに驚いた
まさしく『彼らは生きていた』、過去の夢物語ではなく、現実だったのだと突きつけられる
戦争とは何かを余りよく分からないのに雰囲気に煽られて志願兵となった人々、15歳前後の若者なのに年齢虚偽をさせて兵士にさせる状況、無知な国民を騙すかのようにして扇動させた国や多くの広告の存在、国のためなら敵国の人を殺してやりたいと思う心理、戦地の不衛生過ぎる環境
どう考えても、全てが狂っている
でも狂っていることに当時の当事者は気付かず、多くの人たちの血は流された
国と国が争うのに殺し合う必要ってあるのだろうか?
でもまだ現実では今現在も戦争で血が流されている国々が存在しているんだよなぁ…
平和ボケでいい
この先これ以上戦争なんて起きないで欲しいと思わさざるを得ない
中高生の授業で観せたほうがいいよコレ
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