上海十月

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールドの上海十月のレビュー・感想・評価

3.3
「1917」を観た後に本作を観に行こうと思ったのだが新型コロナ感染拡大で劇場は断念していた。スターチャンネルで鑑賞。白黒映像が結構最初長いので、いつカラーになるんだろうと。約30分くらいかかってカラーに。カラーになると奥行きが出るので現実感が増す。塹壕、炸裂弾、地雷、タンク、死体等がカラーで再現される。塹壕で冬になると増水して胸までなったと。チャップリンの「担え銃」で塹壕のベットが水浸しになるギャグシーンがある。本当だったのだ。画面の笑顔の人々が結果死んでいくのが痛ましい。そして、復員後差別があったのは、驚いた。「いだてん」の再放送を見ていてストックフォルムオリンピックの次は、1916年のベルリンだったのだ。当然戦争で中止。この時まさに本作のような状況だったのだ。個人的には、先に「1917」を見てから本作の順がいいと思います。
上海十月

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