このレビューはネタバレを含みます
非常事態の緊迫感と切羽詰まった臨場感が味わえる映像だった
日本が3分割されないように必死で、自己犠牲を厭わず
出来うる限りの方法で戦った人達がいた
大部分が事実なのだと理解する度に背筋が凍る。
「最善」とは何か、寝る時間も説明する時間も
考える時間も充分に無い状態で選ばなければならなかった。
上層部とのやり取りにも歯痒さを感じる
他人に責任を押し付けるのは簡単で、
自分を守る一番チープな方法だ
国と土地と人命、損益は天秤にかけられるものではない
貴重なこの事例を教訓とし、最善を選ぶことが出来るのか
多少の脚色はあることを前提にしなければならないし、終わった話ではない
現実であって美談では無いよなあ
ただこれは私達が知るべきことだと思う
そこにこの映画の価値があるのだと思う