ゆき

Fukushima 50のゆきのレビュー・感想・評価

Fukushima 50(2019年製作の映画)
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「本当のこと…」
勿論、作られたものだけれど、それでも当時の私は日々流れる原発のニュースがやはりどこか他人事だった。

東日本が壊滅していたかもしれない事態…それを認識すること、そしていつの時もそこで踏み止まって尽力してくれる、機械でもなく魔法でもなく”人”がいる事をきちんと知る事。

震災から10年目の翌日の放送だったけれど、私は今のコロナと重ねている部分もあった。
劇中にもあったけれど、「想定はしているが、実際にやったことは無い」
今もそうだろう。時に苛立ちや不安感で、誰かの手順が悪いとか、指示が遅いとか…。
だけど、みんなわからないんだ。
私はちっぽけだけど、心までコロナにやられてしまわないように居たい。

そして、震災もまた、まだ過去ではないのだ。ご冥福をお祈りするとともに、未だたたかう人達にエールを。
ゆき

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