ダースペーター

Fukushima 50のダースペーターのレビュー・感想・評価

Fukushima 50(2019年製作の映画)
1.0
念のため先に宣誓します。聖書に手を載せて。

「私には政治思想は一切ありません。また、東電に対して個人的恨みもありません。」


軒並み高評価なのにごめんなさい。


ある程度は覚悟して臨みました。
が、まさか、これほど腐り切った映画とは思いもしませんでした。

これまでの人生で、これほど不快に感じた映画は他にありません。それだけでなく、これまでの人生で観た全映画の中で、最低、最悪の映画でした。

もしも、この映画がフィクションならば、超絶面白いサスペンス映画なんだと思います。

でも、これは実話…実話????
嘘つきな実話。でっち上げです。

これは、日本の“恥“映画です。


この映画が海外で評価される事は、絶対にありません。一番肝心な事を隠しているだけでなく、でっち上げだからです。

また万一、日本の映画界が高く評価するような事があったなら、福島から暴動が起きてもおかしくない内容です。


声を大にして叫びたい。
「この映画、、、福島では上映するな!」


前置きが長くなりましたが、以下、怒りの鉄拳感想文です。
ネタバレも書いてます。






地震は天災だった。防げなかった。
津波も天災だった。防げなかった。

けどな!!!

原発で起きた事は、人災だったんだ、、

防げたんだ!!!

あれは、事故ではない、事件だったんだ、、
“悪い奴ら"がいたから起きた"事件"だったんだ!



なぜ!真実を描写しない!?
なぜ!嘘をつく!?


こんな映画を作られて、福島の人達が喜ぶとでも思っているのか!?

復興で最優先すべきは、被災された人達への精神的フォローじゃないのか!?

なぜ、被災者の心を逆撫でするクソ映画を、、なぜ、、同じ日本人が作るんだ!?

仮にこの映画の売り上げ全額を義援金として寄付されても、福島の人は誰一人として喜ばない。


誰よりも、この映画へ、一番、憤りを感じているのは、あの日、命がけで戦ったフクシマ50の人達だ。

彼らは、家族との死別を覚悟し、命をかけて現場を守ったんだ。
そんな、みんなの命をなんだと思っているのか!?

フクシマ50のの人達が望んでいる報道は、、、

彼らの美談ではない、、、


真実だ。


なぜ、彼らが命をかけて戦わなければならなかったのか?その真実だ。





なぜ?あの事件は起きてしまったのか!?




誰のせいで彼らは命をかけなければならなかったのか!?




誰が悪かったのか!?




このことをしっかりと世界中に知らせる映画を作って欲しかったんじゃないのか!?



この映画では、当時の内閣と東電役員だけを悪者に見立て、

最後は、結局、津波のせい、自然災害であった。としている。大嘘つき。

日本のマスメディアは真実を報道してはいけないのか!?

確かに当時の菅元総理には、日本中がイラついた。けど、この映画で描かれているほど、極悪非道な人間ではないだろ?

あいつだって、まがいなりにも国民投票で選ばれた政治家だぜ。
いくらなんでも、日本の有権者だって、そこまで馬鹿ではない。

鑑賞者の怒りの矛先を、ニセ者の悪に向けさせ、、

そして、真相を隠し、真実の悪を全く描いていない。

結果、この映画には、生活を奪われた福島の人々の悲しい想いが、怒りが、全く反映されていない。


この映画が制作された理由?
震災を風化させないため???

違う違う違う違う違う違う、、断じて違う!

忌々しいあの事件を、無理やり美しい思い出に変え、

【東電と政府との癒着】
【東電のクソ企業体質】

を、“風化"させようとしている、、クソ映画だ!
 


この映画を作ったクソ野郎に聞きたい。

なんで、こんなクソ映画を作ったんだ?

被災された人達の怒りの炎へ、、誰にも消火してもらえない怒りの炎へ、油を注いでどうするつもりだ?

被災された人達の傷口へ、、誰にも癒してもらえない傷口へ、塩を塗り込んでどうするつもりだ?

福島の人の悲しみを踏みにじり、みんなを踏み台にして、映画が売れて、それで嬉しいのか?





エンドロール
【制作協力 復興庁】





なるほどね、貴様も、東電や政府とデキてるんだな?

どんなに大金を積まれても、俺だったらこんなクソ映画は死んでも作らない。



乱暴な言葉を使ってごめんなさい。
感情的になってごめんなさい。

でも、許せなかった。

なんで罪の無い日本人の悲しみを踏みにじった映画を、、なんで日本人が作って、、なんで日本で公開されてるんだ。

悲しすぎる。




どうか、、みなさん‼️‼️‼️ 


日本のマスメディアの無能さが全面に表れた、

地球上で最大最悪最低最凶のクソ映画に、、


騙されないでください。

真実を知ってください。







福島の人達の、


悲しみを、、

苦しみを、、

怒りを、、

叫びを、、、







忘れないでください。






感情まみれの長文に、最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。